3月15日、越谷の越谷サンシティ大ホールで『第6回チャリティ健康まつり』が開催された。このイベントは、越谷で医療法人健身会を運営するCEO医学博士、周東 寛氏が毎年主催しており、今回が6回目。
周東氏は台湾高雄市の出身。予防医学の権威でテレビ出演は60回におよび、著作も数多く出版している。
「このイベントは当初、父母の希望で始めました。以前、プロの歌手を養成する人が肝臓がんと診断されたのですが、その人がカラオケが健康に良い、免疫力を回復するとおっしゃいました。それに父が共鳴し、始めたものです」カラオケで免疫力が回復し、余命3か月と言われた人が、7年生き永らえた例もあるという。
最初のころは、越谷サンシティの小ホールで開催していたが、父親の死去により2年中断していた。しかし、周囲の人たちの声に押され、再開を決意。第4回目からは約2千人が収容できる大ホールでの開催となった。
開催時間が午前11時から午後7時までと比較的長時間のため、来場者は自分の好きコーナーの時間に来て、それを見終わると退場する。入場料が無料のため、再入場も可能。
「午後の私の講演を聴くために来る人もいれば、朝から一日会場にいる人もいます。それなので、入場者の累計は2千500人以上になります。昨年は1300人でした。入場者は毎年増えています」
周東医師は、歳をとることは素晴らしいことだと強調する。
「歳をとったからといって、がっかりしてないで頑張ろうと言いたい。寝たきりにならないで、溌剌と長生きをしてほしいのです」
日本人の死因トップのガンについては、
「予防と早期発見が重要です。進歩した現代医学なら、早期発見したガンは100%治ります。症状が出てからでは、遅いのです。症状が無いうちに発見するようにしましょう。今日の観客の皆様は、私の医院で人間ドッグを10%引きで受けられます。うちには米国の最新医療設備が整っています」
さらに周東医師は、
「日本と台湾の人に、医師として奉仕しながら生きていきたい、日台の橋渡しをしたいと思っています」と熱意を込めて語った。
イベントは、黒川泰子さんやみち乃く兄弟などプロの歌手4組と歌謡教室の先生方、一般参加の人たち70人がカラオケを熱唱。周東医師がステージに立ち、プロ顔負けの歌唱力を披露すると一気に会場は盛り上がった。
周東医師は、歌と講演会で最後までイベントに参加。60歳とは思えない体力と気力で、観客全員に元気を与えていた。
観客の人たちも「先生に元気を頂いた」「歳をとることは素晴らしいことだと分かった」と感想を述べていた。